卓上スライド丸鋸でとめ切りをすると「入口とか出口が広がってすき間が出来る」「切り口全体がRになってすき間が出来る」との苦情を聞きます。
これを解決する方法はないものかと色々考えました。
当社はチップソーのメーカーですので165x64p、190x72p、216x100p、255x100p、305x100p等のチップソーを使用してお客様の満足する切り口が得られるように、チップソー製造50年の経験をいかし、色々研究した結果、とめ切りがピタット決まるチップソーを完成しました。
木を斜めに切ることは右の刃と左の刃の進み方が違います。
違っていても絶えず真直ぐ切れる刃型にしました。斜めでなく真直ぐに切っても、もちろんピタット決まります。この刃型は厚い木を切ると通常の刃型のチップソーよりずっと軽く切れます。また刃もちを良くする為にヤニが刃に付きにくい刃の角度を採用し、刃の裏側にもヤ二が付きにくいように斜めにわずか台金を削ってあります。この完成したチップソーをお客様の大工さんに使ってもらったところ、 「おお~!ピタットきまる」 と歓声の声を挙げてくれました。